こんな本
新聞記者として、ソフトバンクの孫正義さんや日本電産の永守会長などの日本を代表するリーダーを取材して話し方を学んだことや、渡米した際にアメリカで学んだコミュニケケーションスキルを元に「話し方」のルールや要点、テクニックなどのノウハウが余すことなく書かれているコミュニケーションに悩み方々に刺さる一冊です📚
なぜ、この本を読もうと思ったのか?
僕自身は、デジタル広告(Google広告・Meta広告などの運用型広告)をお客様の代わりに運用する、いわゆる広告の運用代行の仕事をしている中で、これからはコミュニケーションの質が選ばられる理由となる時代になると実感しているからです。
そのように考えるようになった背景には、運用型広告のAIの活用にあります。
広告を運用する上で、AI(人口知能)を活用して広告見出しを生成したりキーワードを選定したり、キーワードへの入札金額を決定したりと、AI(人口知能)を活用した広告運用が主流となりつつあり、広告を運用して集客数を増やすというテクニカルな細かな設定や調整自体は、ほとんど自動でできるようになりつつあります。
どの広告代理店に成果がそんなに変わらないとなると、集客数を増やしてくれるという機能的価値よりも、会社のビジョンや理想、ビジネスモデルを理解してくれているお客様と同じぐらいの情熱を持った情熱を持った共通言語で話すことができる、「一緒に仕事をしているとワクワクする」というような情緒的な価値を提供できる人が今後選ばれるようになると考えています。
上記のことを踏まえて、そんな情緒的な価値を提供できるようになるためということがこの本を読もうと思った理由です。
この本を読んで得た学びや気づき
一番の学びは、『コミュニケーションにおいて、「何を言うか」よりも「相手をどんな気持ちにさせるか」のほうがよほど重要である』ということを知ることができたことです。
今までのコミュニケーションを振り返ると、「何を話そう?」「何を伝えよう?」と自分が発信することにばかり意識が向いていましたが、そもそも問いが異なっていて「コミュニケーションをとることで、相手をどんな気持ちにさせたいのか?」「〇〇な気持ちになってもらうためには、具体的にどんなお話しをしたら良いか?」という問いに答えを出すことなのではないかと気づきました。
相手の立場から考えるということは、プロダクトアウトとマーケットインの対比構造によく似ているなとも思いました。
自社や自身を起点に考えるのか?それとも、市場(顧客)を起点に考えるのかという点が似ており、コミュニケーションですら、私の携わっているマーケティングの考え方と繋がっており非常に面白いなと思っています。同時に、マーケティングはやはり普遍的なものだな感じました。
学びや気づきを踏まえた、次のアクション
『コミュニケーションにおいて、「何を言うか」よりも「相手をどんな気持ちにさせるか」のほうがよほど重要である』という学びを踏まえて、『お客様との打ち合わせの雑談』や『初めて会う方との雑談』など、あらゆるコミュニケーションの場面で、
- 「ゴールは何か?」
- 「コミュニケーションをとることで、相手をどんな気持ちにさせたいのか?」
- 「〇〇な気持ちになってもらうためには、具体的にどんなお話しをしたら良いか?」
という「二つの問いに対しての答えを、あらかじめ文字で書き起こして準備して臨む」ことを習慣化するということが次のアクションです!
ぜひ、気になった方は読んでみてください。